天王寺瑚太郎の年齢算出に関する考察(Copywrite)
天王寺瑚太郎の実年齢を分析・推論して求めてみる。
- 本編中で、吉野は17歳、という事を基準点とする。
(組織に関わっているわけでもなく、ヤンキーぶっているが成績は特段悪くない吉野は、普通の高校2年生であるとみて間違いない為) - 吉野以外のキャラ(ヒロイン達)は、学年と年齢の一致を特に求めないことにする。
- Terra編で描写されている設定は、学園編に適用できるものとする。
(年齢判定の手がかりは殆どがTerra編で書かれており、Terra編と学園編が全くの別世界だとすると年齢判定は不可能になってしまう) - 資料集についているSSは、丸ごと無視する。
理由は、Terra編の設定から算出したおおよその年齢とSSでの年齢設定が全く合わない(瑚太郎記憶喪失後小鳥と再会したときに制服がぶかぶかという表現があることから中1ということを表していると思われるが、Terra編から算出した値では小鳥が中学に進学した頃には瑚太郎はまだ海外赴任中であり、計算が合わない)ことと、そもそも内容的にも本編設定と矛盾する(例えば、小鳥の父親を通じて病院と話を~という表記があるが、小鳥の父親はこの時既に魔物であり人口無能並みの反応しか出来ないというのが本編での設定であり、完全に矛盾する)ということがある。この他にもおかしな点が多々あることから、このSSは全く参考にならない。(強いていうなら「本編とは別の、たくさんあった可能性の一つ」とも言えるが、どのみち年齢判定の材料としては使えない)
{教員免許はガーディアン側で偽造したとも考えられるが、正規の採用試験に合格→教員の職務をこなす為には、結局相応の教育を受けることが必要。偽造がバレるリスクを考えれば、普通に大学に通わせた方が得策である}
吉野歴元年 | 瑚太郎12歳 | 能力覚醒済み。 |
吉野歴3年 | 瑚太郎14歳 | 発達障害児の千里朱音(推定8歳)と出会う。 |
吉野歴4年 | 瑚太郎15歳 | 旭春花、人体実験に同意。コードネーム此花ルチアを名乗るようになる。 |
吉野歴6年 | 瑚太郎17歳 | 神戸小鳥(推定8歳)と出会う。また、吉野春彦(6歳)とおぼしき少年とも出会い、アウトローについて語る。
この年、瑚太郎家出を決意。ガーディアン入りする。中学で同学年だった今宮と再会。西九条灯花(推定19歳)と出会う。 小鳥、両親を亡くす。ドルイド契約。両親を魔物化することで生活を維持。 |
吉野歴9年 | 瑚太郎20歳 | 瑚太郎訓練終了、初任務。千里朱音(推定14歳)と再会。篝と遭遇。
瑚太郎、海外派遣を希望する。 西九条灯花(推定22歳)、音大に入る。 |
吉野歴10年 | 瑚太郎21歳 | 難民キャンプでヤスミン(推定13歳)と出会う。ヤスミンの仲間を虐殺してしまった自責の念からガーディアン脱走を決意。ヤスミン達を安全な都市に逃がす。所属部隊が全滅したことで瑚太郎の行動は上に知られる事無く不問となり、瑚太郎はガーディアンに残留。ヤスミン達への生活支援を始める。
中津静流(推定13歳)、江坂宗源に引き取られる。 |
吉野歴12年 | 瑚太郎23歳 | 西九条灯花(推定25歳)音大を卒業。高校教諭免許(音楽)を取得。 |
吉野歴13年 | 瑚太郎24歳 | 瑚太郎帰国。篝、神戸小鳥(推定15歳)と再会。
西九条灯花(推定26歳)、中津静流(推定16歳)の教育係に任じられる。 瑚太郎、静流と出会う。 瑚太郎、森で事故に遭い記憶を喪失。瀕死の重傷を負ったところを小鳥に助けられるが、篝の体組織を埋め込まれたことで肉体が異常化、年齢逆行。 |
吉野歴14年 | 瑚太郎25歳 | 瑚太郎入院生活。神戸小鳥(推定16歳)の動向は不明。ドルイド活動をしつつ瑚太郎の看病をしていたか? |
吉野歴15年 | 瑚太郎26歳 | 瑚太郎、神戸小鳥(推定17歳)に交際を申し込むも断られる。
千里朱音(推定20歳)、マーテル傘下の風祭学院で暮らし始める。 |
吉野歴16年 | 瑚太郎27歳 | 瑚太郎・神戸小鳥(推定18歳)・此花ルチア(推定18歳)・吉野春彦(16歳)、風祭学院に入学。 |
吉野歴17年 | 瑚太郎28歳 | 西九条灯花(推定30歳)、風祭学院の音楽教師として採用される。中津静流(推定20歳)、風祭学院に入学。
鳳ちはや(推定17歳)・鳳咲夜、風祭市に転入。ちはや、風祭学院に転入。 千里朱音(推定22歳)、瑚太郎をオカルト研究会に誘い込む。瑚太郎、女子4人と吉野を巻き込む。 |
吉野歴 | 瑚太郎 | 小鳥 | 今宮 | 灯花 | 朱音 | ヤスミン | 静流 | ルチア | ちはや | |
1 | 12 | |||||||||
2 | 13 | |||||||||
3 | 14 | 8 | 5 | |||||||
4 | 15 | 9 | 6 | |||||||
5 | 16 | 10 | 7 | |||||||
6 | 17 | 8 | 17 | 19 | 11 | 8 | 瑚太郎家出 | |||
7 | 18 | 9 | 18 | 20 | 12 | 13 | 9 | |||
8 | 19 | 10 | 19 | 21 | 13 | 14 | 10 | |||
9 | 20 | 11 | 20 | 22 | 14 | 15 | 12 | 11 | 瑚太郎訓練終了 | |
10 | 21 | 12 | 21 | 23 | 15 | 16 | 13 | 12 | ||
11 | 22 | 13 | 22 | 24 | 16 | 17 | 14 | 13 | ||
12 | 23 | 14 | 23 | 25 | 17 | 18 | 15 | 14 | ||
13 | 24 | 15 | 24 | 26 | 18 | 19 | 16 | 15 | 瑚太郎帰国 | |
14 | 25 | 16 | 25 | 27 | 19 | 20 | 17 | 16 | ||
15 | 26 | 17 | 26 | 28 | 20 | 21 | 18 | 17 | ||
16 | 27 | 18 | 27 | 29 | 21 | 22 | 19 | 18 | 瑚太郎高校再入学 | |
17 | 28 | 19 | 28 | 30 | 22 | 23 | 20 | 19 | 17 | 学園編 |
城桐央・有月初に続いてこの文書で二木佳奈多でも上位を目指す (転載)
書き換えることが出来るだろうか。鍵の、その運命を。(Copywrite)
書き換えることが出来るだろうか。鍵の、その運命を。
要するに、「凡作」ってことですかね。
ていうか、何でバトルものになんかしたの? 一体誰の指示? いたる企画の段階からそうだったの?
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グッドモォニング
たていすかんな
米と美凪
美凪ご飯/遠野母御膳
「智代アフター」発表に関して [智代アフター]
「智代アフター」発表に関して [智代アフター]
どっちのblogで書こうか迷ったが、どちらかというと一般人向けの「blog出張所」の方で18禁ソフトのことをあまり書くのもなあ・・・と思い、こっちで書くことにした。
とまあ言い訳は置いといて、「智代アフター」製作発表。いや、ほんとに出すんだ。てっきり麻枝准のホラだとばっかり思ってたのに。
というか、発表文書を見て気づいたこと。
原画が樋上いたるじゃない
シナリオも、麻枝准以外に樫田レオという人が入っている
タイトルに「CLANNAD」が入っているわけではない
登場人物紹介に、苗字がない
「ストーリー」の内容がCLANNAD本編と矛盾している(CLANNAD本編では、朋也は智代が卒業するまでの一年間、完全に距離を置いていた)
ということから。この「智代アフター」なるゲームは、「何となくCLANNADっぽいけど実はCLANNADとは関係ない18禁ゲーム」なのではないか。という推測が導かれる。
正直、「おいおい」という気分である。
確かに、完全一般指定として出してしまって、和歌山県に広告にまで採用されてしまった「CLANNAD」というブランドに、今更18禁というレッテルを貼られるわけにはいかない、という商業的判断はあるのかもしれない。しかしならば、なぜこんな紛らわしい形に・・・? とも思うわけで。
思うに、智代アフターはこういう経緯で発表に至ったのでは無かろうか。
- 当初は本当に、麻枝准お得意のホラだった
- 発売直後から葉鍵板などで朋也批判が噴出、次第にエスカレート
- 当初の葉鍵板での朋也批判の根拠は、智代との関係についてというところに集中していた
- 朋也のイメージを軌道修正させ、沈静化を図る目的で、ネタのつもりだった「智代アフター」を出すことに
- 当初発言で18禁と言ってしまったため、18禁で出さざるを得なくなる
- 和歌山県からCLANNADを観光宣伝に使いたいという話が舞い込む
- 販売戦略やブランドの路線方針も含め、内部で大激論
- 妥協の結果、CLANNADっぽい別物という形で出すことに決定、原画も差し替え
という、まああくまで荒野草途伸の想像なわけだが。
ところで、友人iAcnと会話していてもう一点気になったこと。
iAcn「 とも が気になるなあ(マイナスの意味で)」
xatosi「・・・まさか、『登場人物は全て18歳以上です』・・・か?!」
・・・まさかなあ。と、思いたいが。
正直、Keyがそんな真似したら、もう応援する気には到底なれないぞ。いくらAIRの実績があろうとも。
まあとにかく。自分としては、「智代アフター」は完全に様子見だなあ。つーか、買わない選択肢もあり得る・・・。
2005-04-28 02:06
岡崎朋也論 [CLANNAD-朋也]
岡崎朋也論 [CLANNAD-朋也]
君は、岡崎朋也が好きか? 私は、微妙である。シナリオの行動そのままを字面通りに評価するのであれば、正直好きにはなれない。
岡崎朋也という人物を一言で言い表すならば、「ヘタレ」である。「ヘタレという言葉の定義を知りたかったらCLANNADをやりなさい、その主人公がまさにそうだ」と言っていいくらいのヘタレである。
CLANNAD学園編で朋也はしきりに親友の春原をヘタレ呼ばわりしているが、afterシナリオでは春原以上のヘタレっぷりを見せてくれる。ぶっちゃけた話、ヘタレ同士だからこの二人は気が合ったのだ、とも言えるだろう。
そんな朋也が、私は気にくわない。
では主人公がヘタレなのは嫌なのか、と言ったら、そういうわけではない。かつて、Kanonの主人公相沢祐一はヘタレだと主張し、ヘタレであって欲しいと願い、ヘタレであってくれなくては困るとまで言った、そんなイタい過去があるくらいなのだ。
「ヘタレな主人公」そのものは、むしろ好きと言っても過言ではないだろう。
では何故朋也だと気にくわないというのか。それは朋也が、度を超したヘタレだからである。
私がヘタレな主人公が好きなのは、「ヘタレでもヘタレなりに一生懸命頑張っている」姿に好感を抱くからである。共感と言ってもいい。しかし残念ながら岡崎朋也という人物にはそれが感じられない、若しくは間違った努力をしている。そう思わざるを得ないのだ。
その傾向が如実に表れるのが、after後半、汐編と呼ばれる部分での朋也の行動である。ざっとそのあらすじを書いてみると。
朋也は渚と結婚し、渚はお腹に二人の娘、汐を宿した。だが元々体の弱かった渚は出産時に死亡。汐の養育を朋也に託す。だが朋也は悲しみに暮れるあまりその養育を放棄し、5年間汐と顔を合わせようとすらしなかった。渚の母親で朋也の代わりに汐を育てていた早苗は、そんな朋也の態度に業を煮やし、二人を朋也の故郷に旅行に行かせ、朋也の祖母に会わせることで問題の解決を図ろうとする。自分の父親が、自分同様早くに妻を亡くし、しかし16になるまで自分をしっかり育ててくれたことを知り、泣き崩れる朋也。朋也は汐を育て、これまで代わりに汐を育ててくれた早苗・秋生夫婦と一生家族でいることを誓う。
だがそんな朋也の思いも、汐が発病することで再び狂いだしてしまう。汐が渚と同じ症状だと聞かされた朋也は、これからはずっと汐の側にいると心に決める。そして汐を看病するために、早苗の反対を振り切って仕事を辞めてしまう。経済的な余裕は無くなり、貯金も僅かになっていったが、しかし義父秋生からの経済援助は断ってしまう。冬になり、汐の症状は悪化していった。ある日朋也は、汐が一緒に旅行に行きたいと言っていたことを思いだし、汐を外に連れ出してしまう。雪が降り出し、汐は歩けなくなってしまう。そして朋也の腕の中で、汐は幻想を見ながら息絶えていく・・・。
と、ここまで書く為にCLANNAD汐編を読み直していたのだが。ふと気づいたことがある。半強制的に見せられるものとはいえ、汐編はCLANNADの「バッドエンド」なのだ。そして、あとからプレイする際にこの汐編に入るためには、渚が死の淵を彷徨っている時に朋也が渚を「呼ばない」という選択肢を選ばなくてはならない。
これが一体何を意味するのか。
ここでCLANNADのテーマを思い返してみる。1に「街」であり、2に「家族」である。ここで言う街は無機質なコンクリートの固まりによる構造物の集合体のことではなく、そこに住む人達の共同体である、と解するべきであろう。つまり、街にしろ家族にしろ、「人と人との繋がり」というものが、CLANNADの究極テーマであると考えられる。
さて。汐編での朋也の行動は、このテーマに沿っているだろうか。冒頭で渚を呼ばない。自身の娘を5年も養育放棄。汐発病後、勝手に辞職。秋生からの資金援助も拒絶。まさに、「アンチCLANNAD」とすら言える行動である。そしてこの汐編はバッドエンドなのだ。
つまり結論を言えば。汐編の朋也は、反面教師なのである。「こんな行動を取ってはいけないよ」「こんな努力の仕方は間違ってるよ」という、作者(麻枝准)からのメッセージなのだ。
そういう意味では岡崎朋也という人物は、主人公でありながらこんな損な役割をさせられている、大変不幸な人物と言えるかもしれない。こんなことで嫌ったりするのは、酷なことなのかもしれない。だがそれでも、私はこう思わずにはいられないのだ。
「ああはなるまい」、と。
2005-04-12 03:33