グッドモォニング
往人「おい、今日の朝食は佳乃が用意したらしいぞ。」
聖「国崎君。私は急用が出来たので外に出てくる。朝食は国崎君が全部食ってくれ。」
往人「待て、それは俺が言おうとしていた台詞だ。俺が外に出るから、あんたが朝食を全部食ってくれ。」
佳乃「うぬぬ。二人とも失礼だよぉ。」
往人「そんな事言われてもな。お前の作る飯はうまいまずい以前に、命を落としかねんのだ。」
佳乃「今日のは、そんな事無いよお。」
聖「ほう。何を作ったんだ?」
佳乃「あのねえ。初めは某妹さんに対抗しておにぎりにしようかと思ったんだけど」
往人「そういう対抗馬に喧嘩を売るような真似はやめた方がいいぞ。」
佳乃「うん、そう思ってコーンフレークにしたの。」
聖「ふむ。それなら確かに、安心かもな・・・。」
往人「特定の商標を出してしまって申し訳ないが、シスコーン、だな。聖にぴったりの朝食だ。」
聖「何か言ったか。」
往人「いえ別に。」
佳乃「それじゃあ二人とも、たぁっくさん食べてねえ。」
往人・聖「うむ。」
往人「ぐ・・・こ、これは・・・。佳乃、これは一体、何をかけたんだ?」
佳乃「えっとねえ。牛乳だけじゃ栄養不足かと思って。ヨーグルトきのことかぁ、馬乳酒とかぁ、卵黄レシチンとかぁ、大豆イソフラボンとかぁ、他にもとにかく体に良さそうなもの、いーっぱい入れたんだよお。」
聖「佳乃・・・教えていなかった私が悪いのだが、何であれ摂りすぎというのはよくないものであってな・・・。」
ばたっ
国崎往人・霧島聖、全治3日間。
2005年9月25日執筆