SSとは主にネット上で公開される二次創作文章の事で、最初にこの言葉を使ったのは同人作家で評論家の本田透氏であるといわれており、氏の書く新世紀エヴァンゲリオンの二次創作小説をSSと呼んでいたのが始まりと言われています。
SSが何の略であるかは結局よくわかっておらず、人によって解釈が分かれます。昔は「ネット」で公開する「二次創作」の「短い小説」であるとされていましたが、20世紀末にSSの対象ジャンルがLeaf/Ley(通称葉鍵)に移って以降書かれる文章の幅が拡がり、小説という枠で捉えることは困難になりました。
また、葉鍵にジャンルの主流が移ったことでSS作家・作品共に幾何級数的に増大し、それまで「小説」が二次創作に於いて傍流でしか無かったものが、少なくとも葉鍵に於いてはマンガ・イラストと並ぶ三大創作手法の一つにSSが挙げられるようになりました。
書かれる内容もラブコメから本格ミステリーまで多岐に渡るようになり、長さもショートショートから大長編まで幅が拡がりました。これらの、特に中長編SSは、後に「ライトノベル」(ラノベ)と呼ばれる文章形式の源流の一つとなりました。実際、葉鍵の長編SSを書いていた人が後にラノベ作家としてプロデビューした例は枚挙に暇がありません。(有名どころでは、竹井10日。)
その後更に時代は移り、ラノベで発達した手法がSSに持ち込まれるようになり、また公開の場もネットに留まらず製本して同人誌即売会で頒布する者も多くなりました。加えて、葉鍵の衰退に伴ってSS作家が様々なジャンルを彷徨った挙げ句、コミティアの台頭に代表される昨今のオリジナルブームに乗って、オリジナルラノベをSSと呼称する作家も現れるに至り、現在では再びその定義づけは困難となっています。
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佳奈多をめぐる冒険~二木島編~
麻枝准は、急行が好きである。CLANNADで岡崎朋也と汐が乗っていたのも、Charlotteで友利奈緒と乙坂有宇が乗っていたのも、急行である。麻枝准は何故急行が好きなのか。その謎を解明する為、我々は三重県に飛んだ。
三重県は紀伊半島東岸を占める南北に長い県であり、県中央部の伊勢市は麻枝准の出身地である。三重県内の鉄道交通網は近鉄が主流であり、かつては国鉄の駅長が名古屋出張で近鉄を使っていた事が新聞記事になって問題になった事もあるほどである。それほどまでに三重県は近鉄が強い。岐阜県内の近鉄養老線が養老鉄道として分社化された今、東部近鉄沿線は全て三重県であるといっても過言では無いほどである。つまり、近鉄が乗り入れている名古屋駅は三重県になるのである。浜松は名古屋駅でうなぎパイを売りたかったらまず三重県の赤福に勝たなければならない。麻枝と涼元の確執も、元を辿ればここに根源的な理由があるのである。
そして、近鉄は急行が速い。名阪特急が新幹線より安上がりな事は名古屋民には割と常識だが、急行でも十分日帰り往復できる事は、あまり知られていない。かくいう筆者も、妹に教えられるまで知らなかった。近鉄名古屋から伊勢中川で大阪上本町行きの急行に乗り換えれば、3時間ほどで大阪まで行ける。高速バスと変わらない。
麻枝の急行好きの根源もここにあるのではないか。我々調査班はそう考えた。
だが、そういう話は今回はどうでもいい。佳奈多は城桐キャラであって、麻枝キャラでも涼元キャラでも無いからだ。そして、佳奈多の姓である二木を関する駅「二木島駅」は、JR東海の紀勢本線にある。南部の熊野市、「東紀州」にあたる場所になり、近鉄では行けない。
私が二木島駅に行ったのは、実は1年以上前の夏である。なので、実は当時の記憶があまり正確では無い。しかも、普段なら重要事項があればポメラでメモを取るところを、名古屋駅から亀山駅で乗り換えるときに電車の中にポメラを忘れてしまった為、メモを取る事も出来なかった。
青春18きっぷを使って普通列車だけで行った為(※快速みえを使うと伊勢鉄道を通る為別料金を取られる)、とにかく時間がかかった事だけは覚えている。
隣の駅が「かた」(賀田)ということも、来てみて初めて知った。
駅前はすぐ二木島湾という内湾なのだが、駅近くにある案内板によると、この湾を境にして紀伊国と志摩国に分かれていたらしい。
…自分が習った歴史では、志摩国というのは現在の鳥羽市の一部と志摩市の辺りのみだった気がするし、そもそもここより少し北に紀北町とか大紀町という明らかに紀伊国の一部だった場所がある。そもそも、かの有名な大岡越前が徳川吉宗に登用されるきっかけとなった事件は、宇治山田奉行を務めていた際に管轄内の伊勢国と紀伊国の農民同士の争いを公平に扱った事例があった為であり、つまり宇治山田(現在の伊勢市)のすぐ近くまで紀伊国になっていたはずなのである。
それなのに、50Kmも南の二木島湾が志摩国とはどういうことなのか。
志摩国というのは「しまのくに」と読み、察するところ元の意味は「島の国」である。つまり、伊勢神宮近辺の島嶼部を管轄するのが志摩国であったと考えられる。(三河国渥美半島の目と鼻の先にある神島が志摩国であった事がその典型例と言える。)東紀州はリアス式海岸で半島が多く、昔は陸続きとは言え道など無く船で行き来していた(※今でもそういう地区があるらしい)ので実質島みたいなものだった。伊勢神宮付近の”島”なので、そういう場所は島の国に組み入れられた。
そういう話なのかもしれない。あくまで憶測である。裏を取る時間と気力はなかった。
佳奈多は一応巫女設定なので、まあこの程度の憶測は許されるだろう。
ついでに言うと、CLANNADの志麻賀津紀は志摩国(しま)~勝浦(かつ)~紀州(き)から来ている事は、想像に難くない。何故なら麻枝は三重県伊勢市出身であるから。国崎集落とか、倉田山公園とか、偶然にしては出来過ぎだろう。
そんなわけで、この後は勝浦まで寄ってこようかと思ったが、新宮まで行ったところで特急に乗らないとその日のうちに家に帰れない事がわかったので、あきらめて新宮で折り返す事にした。
ちなみに新宮駅前からは、現時点での日本最長の路線バスである奈良交通の八木駅行きのバスが出ている。奈良交通だが、久弥は関係ない。はず。
当然のことながら乗ってる時間はないので、このまま折り返した。
ちなみに亀山駅で忘れたポメラだが、この後疲れて電車の中で寝入ってしまって寝ぼけていた事もあって、たぶん多気駅だと思うのだが(そこすら明確な記憶が無い)
「名古屋からの電車のポメラを忘れたんですけど」
「…ここに名古屋からの電車は来ませんけど」
という意味不明なやりとりを駅員としていた事だけ覚えている。(その後名古屋駅の忘れ物センターまで行って問い合わせたら結局亀山駅にあって、後日取りに行く羽目になった。)
この後、佳景山駅・奈多駅に行く事になるのだが、それには1年もの間をおく事になる。
SMAPとは即ちKeyである
Kanon | AIR | CLANNAD | Planetarian | リトバス/ クドわふ |
Rewrite | Charlotte | |
S: | 栞・沢渡・佐祐理・斉藤・ | そら・白穂・ | 坂上・早苗・志麻・相良・春原・ | シオマネキ・ | 椎菜・笹瀬川.佐々美・沙耶・三枝・瞬・咲子・ | 静流・千里・咲夜・宗源・しまこ・洲崎.周一郎・桜・ | 俊介・七野・サラ・白柳 |
M: | 水瀬・舞・真琴・美坂・美汐・ | 観鈴・美凪・みちる・ | 宮沢・美佐枝・ | 美魚・マスクザ斉藤・ | ミドウ・ | 美砂 | |
A: | あゆ・秋子・天野・相沢・ | 秋生・敦子・ | あーちゃん先輩・あや・有月・ | 朱音・旭・新・ | 歩未 | ||
P: | ぴろ・ | ポテト・ | ぱに・ | プー |
https://twitter.com/agbysx/status/765350392246865920
↑のツイートを見て「SMAPとは即ちKeyである」ということを主張したくなったのだが140字で収まらなかったのでこっちに掲載しておく。
北川ラーメン~鍵っ子的ラーメンセット企画~(転載)
9/21keyパーティ6記念企画 東海地方鍵聖地マップ
どうもまだ誤解してる人がいるようだから、麻枝キャラをまとめておこうか。(転載)
1/3は麻枝潤と民安ともえの誕生日らしいです。もしかして二人はデキてるのか!?
「佳奈多は麻枝キャラじゃ無い!」とブチ切れるのはもはや恒例行事となりつつあるが、なんかそれ以外のキャラに関してももしかして勘違いしてる人がいるのかなと気になったので。今年はAIR15周年ということで、改めて麻枝キャラを整理。
MOON. | 天沢郁未、巳間晴香、巳間良祐、高槻 |
ONE | 長森瑞佳、七瀬留美、椎名繭、氷上シュン、(折原浩平 {*1}) |
Kanon | 沢渡真琴、川澄舞、倉田佐祐理、倉田一弥、久瀬、天野美汐、(水瀬秋子 {*2}) |
AIR | 神尾観鈴、神尾晴子、(国崎往人 {*1}) |
CLANNAD | 古河渚、伊吹風子、坂上智代、宮沢有紀寧 {*3}、古河秋生、古河早苗、相良美佐枝、志麻賀津紀、伊吹公子、芳野祐介、幸村敏夫、春原陽平、春原芽衣、岡崎汐、(岡崎朋也 {*1}) |
智代アフター | 坂上智代、岡崎朋也、とも |
リトルバスターズ! | 棗恭介、(棗鈴 {*4})、宮沢謙吾、朱鷺戸沙耶、時風瞬、マズク・ザ・斉藤、(直枝理樹 {*1}) |
Angel Beats! | <全員> |
注釈:
*1 主人公なので他ライターも担当しているが、作品の企画が麻枝ということで
*2 久弥企画作品だが、麻枝担当シナリオでは明らかにキャラが違う為
*3 元々は涼元担当だったが、最終的に麻枝と魁で分担している。
*4 麻枝と城桐で分担。
どちらかというと、麻枝が担当していないキャラを麻枝と勘違いしてる人がいる傾向があるので、それ以外のキャラもざっくり。誤解が多そうなキャラだけ。
鹿沼葉子(MOON.)→久弥
川名みさき(ONE)→久弥
柚木詩子(ONE)→久弥
霧島佳乃(AIR)→イシカワ、涼元
神奈(AIR)→涼元
藤林杏(CLANNAD)→魁
二木佳奈多(リトバス)→城桐
クドわふ→全員城桐
逆に、麻枝が担当してるのに他ライターの担当にされちゃってるという話はあまり聞かないなあ。舞佐祐理が久弥キャラにされてたのなら、昔目にしたか。
川澄舞と此花ルチアの対比表をまとめてみた。(転記)
川澄舞と此花ルチアの対比表をまとめてみた。
川澄舞 | 此花ルチア | 共通性 | 備考 | ||
基本設定 | 正式名 | (同) | 旭春花 | ||
キャラクターデザイン | 樋上いたる | 樋上いたる | ○ | ||
声優 | 田村ゆかり | 朝樹りさ | |||
外観・携行物 | 髪型 | ポニテ | ポニテ | ○ | |
髪色 | 黒 | 黒 | ○ | ||
身長 | 167Cm | 167Cm | ○ | ||
体重 | 49Kg | 52Kg | |||
バスト | 89Cm | 93Cm | |||
ウェスト | 58Cm | 59Cm | △ | ||
ヒップ | 86Cm | 86Cm | ○ | ||
武器 | 鈍器(剣) | 剣 | ○ | ||
他携行物 | 消火器・金ダライ | ||||
特殊能力 | (そのものとして) | 有り | 有り | ○ | |
遠隔攻撃 | 微粒子切断(かまいたち) | 高周波振動 | △ | 「遠隔攻撃可能」という意味では、共通と言える。 | |
毒ガス | |||||
治癒能力 | 有り | 無し | |||
魔物生成能力 | 有り | 無し | |||
社会性 | 対人関係 | 無頓着 | 訳ありで敢えて避けている | ||
犯罪歴 | 有り(舞踏会乱闘事件) | 有り(住居損壊) | ○ | ||
成績 | 留年・退学にならない程度には高い | 委員長としての威厳を保てる程度には高い | |||
性格・人間関係 | 基本性格 | 内罰的 | 内罰的 | ○ | |
対話能力 | 無口 | 説教癖 | |||
外観・美容 | 無頓着 | よく知らない | △ | ほぼ同一としてもいいかもしれないが、、、、 | |
友人 | お嬢様 | 貧乏性の資産家 | |||
対異性 | ヤンデレ | ツンデレ | |||
性的傾向 | 実はエロい | 実はエロい | ○ |
Kanonむかしばなし~金の斧
Kanon昔話outer
あゆ「…いたら…いけない人間なの…?」
あゆ「そんなの嘘だよっ!」
祐一「おい、あゆっ!」
あゆ「…大したことじゃないよ…」
あゆ「…昔のこと…思い出しただけだから…」
祐一「昔のこと…?」
あゆ「…ボク…探さないと…」
祐一「おいっ! あゆっ!」
鞄を置いたまま、あゆが走り出す。
俺は、慌てて鞄を拾い上げる。
そして…。
俺は、鞄を持ったまま、すぐにあゆの後を追いかけた。
森の中を、来た時とは逆の方向に走る。
すでに、陽はほとんど隠れて、鬱蒼とした森の中は闇に等しかった。
そんな中で、あゆの小さな背中を追って、ひたすら走る。
薄暗い道と、突き出した枝が行く手を遮る。
それでも、あゆの背中を見失わないように、ただ必死で走った。
今、あゆを見失ってしまうと、二度と会えないような…そんな気がしたからだ。
祐一「……」
どれくらい走ったかも分からない…。
ふっと、あゆの姿が目の前から消えた。
『ぼしゃあん』という音と主に。
祐一「?!」
俺が駆け寄ると、そこには小さいが深そうな泉があった。
祐一「あ、あゆ・・・・!」
事態を悟った俺は、泉に向かってあゆの名を呼び続けた。
だが、あゆは浮かんでこなかった。
へなへなと、泉の縁で座り込む俺。
だがそのとき、泉から一筋の光が立ち上り、美しい女神様が現れた。
女神様「あなたが落としたのは、金のあゆですか?それとも、銀のあゆですか?」
祐一「は?!」
女神様「あなたが落としたのは、金のあゆですか?それとも、銀のあゆですか?」
祐一「金銀?ポケモン?」
女神様「どっちですか?」
祐一「俺はどっちも落としてない。うぐぅなあゆが勝手に落ちたんだ。」
女神様「あなたは大変正直な方ですねーっ。。ご褒美に、この銀のあゆをあげましょう。」
祐一「はあ・・・・。」
女神様「五つ集めるとオモチャのカンヅメがもらえます。」
祐一「なんだそれ」
女神様「それでは、さようなら。」
祐一「お、おい、ちょっとまって!うぐぅなあゆは返してくれないのかよ!」
女神様「・・・・訪問販売ではないので、クーリングオフには応じられません。」
祐一「なんじゃそりゃ!」
女神様「それでは、さようなら~」
そう言い残して、女神は泉の中へ消えていった。
銀のあゆを背負った祐一が帰宅しました。
名雪「大きなおでん種。」
祐一「こんな時に冗談はよしてくれ・・・」
名雪「何があったの?」
祐一は事情を説明しました。
名雪「そうだったんだ・・・。」
祐一「なあ、名雪、俺は、俺はどうすればいいんだ・・・?」
名雪「う~ん・・・・わかんないけど・・・あゆちゃんは、今頃どうしてるんだろうね。」
祐一「え?」
名雪「季節が季節だし・・・きっと泉のそこで寒がってるんだろうね・・・」
祐一「・・・そうか!よしあゆ、待ってろ!」
そう叫ぶと祐一は、自分の部屋にかけて行き、毛布を取り出しました。
祐一「もう一度行って来る!」
名雪「いってらっしゃ~い」
再び泉までやってきた祐一。
祐一「さあ、あゆ!寒かったろう!毛布を持ってきたぞ!受け取れ!」
そういって毛布を高々とかざし、泉の中に放り込もうとしました。
しかしいきなり毛布を持ち上げたりしたので、祐一はバランスを崩してしまいました。
そしてよろけたまま、そのまま泉の中へ
ぼっちゃん。
泉から一筋の光が立ち上り、美しい女神様が現れました。
女神様「あなたが落としたのは、金の祐一ですか?それとも・・・・・・・・」
きょろきょろ
女神様「はえ~、誰もいません・・・・・」
女神様は困ってしまいました。
そこへ、自称善良な一市民の北川君が接近してきました。
北川「♪ゴリラのパンツはにこにこパンツ♪」
女神様「丁度いいところに。とりあえず、あの人でいいですね。」
女神様は再び泉の中に戻ってしまいました。
そして、北川君が泉の側にさしかかったところで、再び女神様は現れました。
女神様「あなたが落としたのは金の祐一ですか?それとも、銀の祐一ですか?」
北川「おおお!泉の中から光の美女があ!あああああああ」
最後の「あああああああ」というのは、妄想に苦しむ声です。
かなり溜まってたみたいですね。
女神様「あなたが落としたのは金の祐一ですか?それとも、銀の祐一ですか?」
北川「あああ、漏れそう・・・・」
女神様「・・・話をちゃんと聞いてください!」
北川「おおう! (きりっ) 何ですか、お嬢さん。」
女神様「あなたが落としたのは金の祐一ですか?それとも、銀の祐一ですか?」
北川「祐一を?お嬢さん、僕は男を口説き落とすほど飢えてませんぜ。」
女神様「あなたは大変正直な方ですねーっ。。ご褒美に、金の祐一をあげましょう。」
北川「いらない。」
女神様「え?」
北川「何が悲しくて、男の銅像なんか貰わなきゃならないんだ。」
女神様「銅像じゃなくて金像です・・・・」
北川「金でもプラチナでも要らん。持って帰ってくれ。」
女神様「そんな・・・何か貰ってくれないと、佐祐理が叱られちゃうんですけど・・・」
北川「じゃあプレステ2くれ。」
女神様「プレステ2は、あいにく在庫がないんです。」
北川「ちっ、ここもかい。」
女神様「あの、そういうわけで金像・・・」
北川「いらねえってば、男の像なんか。女の子なら考えてもいいけど。」
女神様「女の子ですか・・・・わかりました。ちょっと待っててください。」
そういって女神さまは、泉の中に消え行きました。
そして、北川君が鼻毛を6本抜いた頃、女神様があゆを抱いて現れました。
女神様「どうぞ。」
北川「うおおぉぉ!女の子だあ!しかも本物の女の子だあ!いいの、ほんとにこれ貰っちゃっていいのおぉ?!ってあんたあゆじゃん」
あゆ「うぐぅ・・・そういうキミは北川君・・・・」
北川「何やってんだこんなとこで。」
あゆ「よくわからないんだよ・・・」
女神様「それでかまいませんね?それじゃ、失礼しまーす。」
女神様は泉の中に消えてしまいました。
あゆ「・・・ボク、帰らなきゃ。」
北川「あ、じゃあ送っていくよ。」
あゆ「ただいまっ」
北川「ただいま~ってここ俺の家じゃなかった。」
名雪「おかえりなさい。・・・あれ、祐一は?」
北川「祐一?誰だそれは。」
名雪「誰って・・・。あゆちゃん、祐一と一緒じゃなかったの?」
あゆ「祐一・・・・ゆーいち・・・誰だっけ・・・」
名雪「どうしたの二人とも。祐一忘れちゃったの?」
北川「だから誰だそれは。」
名雪「だから、祐一は・・・あれ?」
北川「どうしたんだ?寝ぼけてるのか?」
名雪「そんなこと無いよ・・・たぶん。」
あゆ「それよりボク、おなか空いたよ。」
北川「よし、このビックリマンチョコ2000シール抜き(¥60-α)をやろう。」
あゆ「うぐぅ、溶けてる」
名雪「二人とも仲がいいね・・・」
北川「はっはっは、何しろあゆは、俺が貰ったモノだからな。」
あゆ「うぐぅ、ボクモノじゃないよ・・・」
泉の底。
祐一「わ~~~!くらいよせまいよこわいよ~~~~!」
女神様「あははーっ、前からこんなペットが欲しかったんですよーっ。泉の底に一人で居るのって、寂しくってーっ。」
祐一「タスケテエ!ここから出してクレエ!」
こうして祐一は、泉の底で一生暮らしましたとさ。
めでたしめでたし