教育童話:ヘパリーゼ売りの少女

「ヘパリーゼ、ヘパリーゼはいりませんか?」
 とあるうざ熱い6月の朝。一人の女子高生がコンビニの前でヘパリーゼを売っていました。
「ヘパリーゼ、ヘパリーゼはいりませんか?」
 誰も買ってくれません。少女は困ってしまいました。けものフレンズキラキラチャーム全種欲しさに、ヘパリーゼを12本も買ってしまったのです。ヘパリーゼが売れないと学校へ行くバス代が払えません。
「ヘパリーゼ、ヘパリーゼはいりませんか?」
 やはり誰も買ってくれません。仕方ないので、少女はヘパリーゼを売り物の一本開けて飲みました。
 するとどうでしょう。
 肝臓水解物のアミノ酸やペプチドが朝のだるさを解消し、少女の全身に活気がみなぎってきました。
 活力を得た少女はバスに乗らずに全速力で走って学校に行きました。

 残りのヘパリーゼは、オタクじゃ無い教師に売りつけました。
 オタクな教師は既に12本持っていたからです。

おきなわりょこー(けもフレ編)

何の成果も
得られませんでした!!!

 という結果を当初は覚悟していたのですが。なぜなら、沖縄はテレビ東京系列がないので、けものフレンズ自体知らない人がほとんどなんじゃないかと。そう思っていたのですが。
 結果は、なかなか上々でした。

 5月7日のお出かけライブ沖縄の話です。

 まず私は、前日の6日に、2020年にコミックマーケットが開催される(それが予定調和なのである)中部国際空港から、LCC便を使って那覇空港に降り立ったのです。
 けもフレ関係での旅行ですから、ここはなるべく”ばすてき”なものを使いたいところです。中部国際空港まで全部バスで行くルートもあったのですが、朝7時に出ないと行けず正直キツかったので、ここはあきらめました。
 その代わりというわけではありませんが、乗った飛行機は エアバス A320型でした。ばすてきです。

 今回は泊高橋(泊港の北側)の近くに宿を取ったので、モノレールよりもバスで行った方が楽だと判断し、空港1階のバス乗り場からばすてきなものに乗ることにしました。

 途中こんなものがありましたが、これに関するレポートは別文書で。

 サンドスターも売ってます。ここは沖縄なので。

 旅行前から疲労がひどかったので、宿に着いたらすぐに寝てしまいました。というか、行きの飛行機の中でもずっと寝てたので、相当疲労が酷いようです。
 とは言っても着いたのが15時頃だったので、一眠りしてもまだ19時です。昔の沖縄なら、まだ夜が始まってもいない時間です。
 ということで、ざっくり沖映通りから牧志市場通りまで歩いてみることにしました。

 美栄橋駅の近くに、国内4位の面積とも言われるジュンク堂那覇店があります(出来た当時は2位だった)。なにげに品揃えがよいので、沖縄に来るといつも立ち寄っているのです。
 コミックコーナーの棚の1つの最下段が、何故かほぼリトバス関係で埋め尽くされていました。その場の写真を撮るわけにはいかないので、証拠写真の代わりに陳列されていたはのっしー先生のリトバスアンソロを。

 Rewrite関連も合わせると、8~9割くらい鍵関連でした。名古屋のジュンク堂では到底見られない光景です。後日の話になりますが、アニメイト那覇国際通り店では、RewriteとCharlotteのコミック版が平積みされていました。名古屋パルコのアニメイトでは、置いてすらいなかったのに。
 地域差ってあるんだなあ。新潟のアニメイトもチェックしておくべきだった。(調べたら泊まってた宿のすぐ近くだったのに。)あ、大分のときは、特にこれと言った感想はありません(=自分の守備範囲外)でした。

 鍵の事ばっか熱く書いてますが、けもフレは鍵なんで。

 牧志の公設市場通りまで歩いてみたら、もう完全に観光地化していてびっくりでした。そんな中に、琉銀の支店の隣に「ふくろうの楽園」なる店が。ただ、時間がもうこの時点で21時で閉店していたので、ここは後日行くことに。
 代わりにサバンナシマシマオオナメクジ…ではないけど、何か名前が書いてないよくわからない貝を見てきました。公設市場で売ってんだから、食べられるんだと思う。

 翌日、5/7。おでかけライブ沖縄本番。荷物重いしそれなりに多いのでタクシー呼んだら、ホテルの前にクリーニングのトラックが止まってて、通過してしまった。まだ10時なのに、なんでクリーニングのトラック止まってんだよ。
 おかげで入場開始時刻に着くはずが、10分以上遅れてしまった。

 

沖縄の即売会(おでかけライブ沖縄)でのけもフレ事情

 お隣さんのうち、片方は既に来ていた。漏れ聞こえてくる会話を聞いていると、どうやらアプリ版からやってるガチ勢女性らしい。しかもサーバルちゃんのコスプレバッチリ決めて、テーブルクロスもサファリ柄。「どうせ沖縄でけもフレ知ってる人なんて殆どいないだろう」とやさぐれ気味だったのだが、とんでもない。かなりの上級者がいた。
 とりあえず、自分のスペースの設営を済ませる。

 ちなみに反対側のもう片方のスペースの人もけもフレ。こちらはタンブラーとかのグッズが中心でした。

 申込み時点では「沖縄はTV未放映地域だしけもフレ知ってる人自体殆どいないんだろうなー」と思っていたけど、実際にはサークルだけで3つ(うち1は自分だけど)。上記のアプリ版からやってる女性サークルはほぼ完売状態。
 一般来場者は、結構多かったです。通りすがる人の表情とか会話から、けもフレ認知度もかなり高い模様。男女年齢問わず一応知ってるという目線でこっちを見てくる人多し。特に女子中学生にはかなり普及してる模様(これは新潟でも見られた傾向)。
 オンリーイベントということもあってか、男女比9:1と言う事も無く、むしろ3サークル通せば女性の方がやや多かった印象。年齢層は

  • ウチは30前後の男性が中心で女性もそのくらいか、女子中学生かという感じ。
  • お隣のプロフェッサーサーバルは若い女性が圧倒的に多い。
  • もう片方のお隣(グッズ職人)は男女とも中高生が多い印象でした。

 3つ合わせると、少なくとも沖縄では、けもフレは男女問わず全年代に普及している、と言えると思います。

 アニメのネット配信が当たり前になってる時代なので、もう「東京で放映してるアニメなんて知らない」という時代は過ぎたのかもしれません。

 ちなみに、15時半が終了時刻だったのですが、普通の即売会だと終了30分前には客足がまばらになるので撤収や撤収準備を始めるサークルも多いのですが。けもフレエリアは、それどころではありませんでした。15時半過ぎてるのにまだ粘ってる中学生とかいました。(※残念ながらウチにでは無いです。)

 両隣とも相互フォローになりましたし。

(プロフェッサーサーバルの人)
https://twitter.com/uemar1103/status/861172744599109633

(グッズ職人の人)

 …あ、正確にはプロフェッサーサーバルの人、サークル主じゃなかったみたいですけど。まあ、いいよね。

 さて。翌日、5/8。

 激疲労。14時近くまで動けない。

 しかし。調査しなければいけないことがあったので、がんばって外に出る。5月の沖縄はこんなに日差しがキツかっただろうか。この時期の沖縄は7年…いや2009年の5月になるから8年ぶりか。

 行き先は、まずは土曜日に見つけた「ふくろうの楽園」。
 入場料は、手乗せ込みで1200円。時間は無制限。
 
 何はともあれ、まずはアフリカオオコノハズクとワシミミズクがいるかを確認する。ワシミミズクはいなかったが、アフリカオオコノハズクは、いた。

 と思ったら、どこかに連れて行かれてしまった。

 別の場所にもう一匹アフリカオオコノハズクがいたのだが、先客がいたので先にコキンメフクロウ(コツメカワウソみたいな名前だ)を手乗せしてきた。

 15分ほどではかせ…アフリカオオコノハズクが空いたので、そちらを手乗せしようとしたところ、逃げようとしやがった。(逃げるシーンを録り損ねた。)

 動画の時間を見て貰えばわかるように、思いのほか長居してしまった。

 この後、例の「あにめんそーれ」という店の調査に向かったのだが、けもフレ関係は特になかったのでここでは割愛。
 アニメイト那覇国際通り店には、レジ前特等席にアクリルスタンドなどのグッズが数点置いてあった。

 その日の夜に、大学の同級生であるHT君とiAcn、iAcnの中学の同級生だが何故か自分とも20年来の付き合いのAS君(東大工学部卒淫夢厨)の4人で中華料理を食べてきた。3人に今回の新刊を渡したのだが、けもフレ知ってたのはAS君のみであった。しかも「俺は淫夢絡みでけもフレ知ったから云々」とか言ってたのでああもう書くの面倒

 今回の沖縄旅行で、けもフレ関係はざっとこんなものである。オタ絡みのことは他にもいっぱいあるのだが、ここではけもフレ関係のことに絞るということで。
 強いて言えば、帰りのえあばすてきなものが到着が遅れて中部空港からのばすてきなものに乗れなかったって事くらいか。

 と、いうか。
 書くまでに2週間近くもかかっちまった。