令和二年十一月十八日提出
質 問 第 一 号
近江彼方の睡眠時間の確保に関する合理的配慮について
提出者 高崎侑
虹ヶ先学園ライフデザイン科3年生の近江彼方は全国から優秀な学生が集まる虹ヶ咲学園に於いて、奨学金を受けるほど優秀な学生です。
しかし一方で、彼女は家庭の都合で家事を全部やりながら週3でスーパーマーケットでのアルバイトをし、生計を支える状態にあります。このような中、部活動に準ずる同好会活動であるスクールアイドル同好会も最近始め、睡眠時間が著しく削られている事が妹の遥の証言によって判明しています。
この為、近江彼方が虹ヶ咲学園のそこら中で暇さえあれば寝ているどころか、他人との会話中ですら突然寝てしまう事例もテレビアニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第7話にて報告されています。
このような現状を踏まえ、政府に見解を伺います。
1.奨学金は本来優秀な学生が学業に専念出来るようにする為に給付または貸与されるものであるはずだが、現実には近江彼方のように奨学金を受けつつ働きに出ている学生も少なくない。現行の奨学金制度が学生支援策として不十分である事が原因であり、政府として今後どのような改善策を講じていくつもりか見解を質したい。
2.学生である近江彼方が家計を支える為に働きに出なければならないのは家計の困窮に根本原因がある為だが、政府はこのような困窮家庭に対しどのような支援策を採るつもりか。
3.日本の文化芸術支援は欧州に比して2倍から10倍の開きが出ており、特にアマチュア活動に対する支援はほぼ皆無に等しい状態である。このような現状があるからこそ、虹ヶ先学園スクールアイドル同好会の予算も著しく少なくその活動費の多くが部員による持ち出しによってまかなわれているものと考えられる。文化芸術活動の振興という観点からも、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に体する財政的支援を行う事を求めたい。
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