けもふれむかしばなし~ももたろう~

 むかしむかし、ある水辺でサーバルちゃんとカバさんがお水を飲んでいました。
「お水を飲みに来たの!」
「言われなくてもわかってますわよ」
 すると水辺の上の方から、おおきなかばんがどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
「水辺の上の方って、どっち? どっちかな?」
「掛け軸のかけてある方が上ですわよ」
 そんな会話している間に、かばんは二人の足下に流れ着きました。
「これはみごとなかばんだね!」
「変わった泳ぎ方をしますのね」
「いえ…溺れていただけです…」
 かばんの下にはヒトがぶら下がっていました。サーバルちゃんはヒトにかばんという名前を付けようとしました。
「待って。この子の後ろに見事な桃が」
「ほんとだ、立派な桃がある! すごーい!」
「こんなに立派な桃があるのですから、桃太郎という名前は如何でしょう?」
「でも反対側に何か生えてるよ」
「生えてるからこそ太郎なのですわ」
 こうしてかばんちゃんは桃太郎という名前にされてしまいました。

 その頃ジャパリパークは鬼の圧政に苦しんでいました。
「はかせ達が妙にグルメになって、簡単にいろいろ教えてくれなくなったのですわ」
「それは良くないですね。ぼくが一言言ってきます」
「たのしそう、私もついていくよ!」
「楽しいことでは無いから、サーバルはここに残っていなさい」
「えー」
「でも、ぼく1人ではやっぱり不安です」
「では、途中で誰かお伴を見つけなさい。サーバルよりは役に立つでしょう」
「えー!?」
 サーバルちゃんはたいそう不満そうでしたが、カバさんは意に介さず、かばんちゃゲフゲフン桃太郎にキビダンゴを持たせて旅立たせました。

 桃太郎が歩いていると、イヌ科のフェネックさんに出会いました。
「かばんさんかばんさん、かばんさんのお腰をくれないか?」
「ああ、お腰に付けたキビダンゴですね。いいですよ」
「違うよー。欲しいのはキビダンゴじゃなくて、かばんさんのお腰だよ」
「ええっ!? 意味がわかりません」
「じゃあ、わからせてあげるよー」
 フェネックさんは桃太郎を裸に剥いて上に乗りました。これ以上は書けません。

 こうして、桃太郎はフェネックさんのものになりました。
「うっ…うっうっうっ…」
「まあ、かばんさんにも面目ってもんがあるだろうから、表向きは私がかばんさんの家来ってことにしておいてあげるよー」
「ううう…では図書館…じゃなかった鬼ヶ島までついてきて下さい」
 フェネックさんは桃太郎についていくことになりました。

 桃太郎一行が歩いていると、今度はサルに出会いました。
「うっうっうっ…私もう、これ以上男性のおかずにされるのはイヤです…」
「あの、おかずがいやなら、ジャガーさんに頼んでごはんにして貰ってはどうでしょう」 キンシコウとフェネックは沈黙しました。そして桃太郎が寒いことを言った罰として、桃太郎を裸に剥いて代わる代わる上に乗りました。これ以上は書けません。
「うっ…うっうっうっ…」
「かばんさーん。かばんさんは一応知的なけものという設定なんだから、あんまりアホなこと言っちゃ駄目だよ~」
「知的なかばんさんと私の子…大事に育てます…」
「この子はこの子で、何かイっちゃってるねえ」
「ああそうです! 生まれて認知して貰う前に逃げられては大変です! 私、しばらくかばんさんについていきますね」
「うわぁ…」
 こうして、キンシコウさんが桃太郎一行に加わりました。

 桃太郎一行が歩いていると、今度は鳥のフレンズに出会いました。
「♪わぁたぁしはぁ~、キ~ジ~♪お腰に付けたキビダンゴがぁ~欲しいのぉ~♪」
「いや、あなたトキさんですよね」
「いくらキジの数が減ってるとは言っても、トキの方が希少価値高いと思うよ~」
「ところでキジも鳴かずば打たれまいという言葉をご存知ですか?」
 散々な言われようにトキさんは機嫌を損ねました。機嫌を直す為に、フェネックとキンシコウと一緒になって桃太郎を裸に剥いて次から次へと上に乗りました。これ以上は書けません。
「あの…機嫌損ねるようなこと言ったの、キンシコウさんだと思うのですが…」
「そうだったかしら?」
「トキさんは絶滅危惧種だからね、子孫を残す為には仕方がないね」
「そうです。ちなみにキンシコウも絶滅危惧種です。かばんさんと子孫を残すのは種族としての義務なのです」
「キンシコウさんはさっき子種貰ったじゃ無いですかー」
「それを言ったらフェネックさんこそ。というか、そもそもフェネックさんは絶滅危惧種ではないですよね?」
「それ以前に、いつも追いかけていたアライグマはどうしたの?」
「アライさんは失脚して島流しにされちゃったよ」
「失脚って…」
「ここも島なんだけど」
「あの、時間が無いので、そろそろ鬼ヶ島に行きませんか?」

 ジャパリ図書館…ゲフゲフン鬼ヶ島に到着した桃太郎一行は、はかせとじょしゅの鬼のような要求を難なくこなし、カレーで黙らせました。
「知ってますか? ココイチの本社は愛知県一宮市にあるんですよ」
「そんなこと言われても豊橋と区別の付く人がどれだけいるのかしら」
「あと、ココイチのカレーのルウは今はハウス食品が提供してるんですよ」
「だから昔と味が違うのね」
「どうして私たちは世界名作劇場になれなかったのかしら」
「忖度に負けてるようじゃどうしようもないよ」
「KADOKAWAは一体どこの忖度をしたのかしら」

 こうしてパークに平和が戻りました。
 桃太郎は3人の子宝に恵まれ養育義務が発生した挙げ句サーバルちゃんの猛烈な嫉妬心を買うという、大変幸せな人生を送りましたとさ。めでたしめでたし。

ジャパ経電子の版(けもフレ2ページまんが)

※先に日経三国志シリーズを見ておくことをお薦めします

というか見てないと意味分からん。

沖縄本島市町村名一覧(けものフレンズ対応板)

けものフレンズ沖縄コラボを記念して作成した地図図面です。

Twitterでの元投稿はこちら。

琉球大学構内の中央部にある湖「千原池(せんばるいけ)」の畔には、一時期ヤギが住んでいたことがあるそうです。
麒麟ちゃん歓喜ですね。

たなばたぱーく

「七夕がしたいのです」
 図書館業務をしていたコノハはかせが、突然そんなことを言い出しました。じょしゅは黙って作業を続けています。わりといつものことなので。はかせも気にせず続けます。わりといつものことなので。
「七夕というのは、ヒトの世界の伝説で、76年に一度やってくる星をみんなで夜空を見上げて眺める青春イベントのことです」
「はかせ。それは、ハレー彗星では」
 じょしゅは思わず突っ込んでしまいました。あっ、と気づいたときにはもう遅いのです。はかせはしたり顔です。
「じょしゅも七夕に興味津々のようですね」
「まあ、ヒト並みには」
 そう言ってじょしゅは立ち上がり、書棚に行って何冊かの本を持ってきました。
「一通りのことは調査済みです」
「さすがじょしゅ。それで、七夕はなにかおいしいものはありそうですか?」
「残念ながら七夕は食べ物はあまり関係ないのです」
「関係ないのですか…」
 はかせがしょんぼりしてしまったので、じょしゅはよだれを垂らしました。
「まあ、ヒトにとっての食べ物は関係ありませんが、けものでしたら笹が関係してきますね」
「なるほど。確かに七夕は笹を使うのです」
「笹を食べるけものは、大パンダが有名ですね」
「なるほど。確かキンシコウと仲が良かったですね」
「それと、ヒグマですね。ヒグマが冬眠から目覚めたときに若葉を食べることから、クマザサと名付けられた笹もあるようです」
「なるほど。ヒグマとキンシコウですか」
「ヒグマとキンシコウですね」
「呼びますか」
「呼びましょう」
 はかせとじょしゅは、しょうもない用でヒグマとキンシコウを呼ぶ為に外に出ました。

「はかせ、これは?」
「セルリアンをおびき寄せるための仕掛けです」
「呼ぶのはヒグマたちでは?」
「奴らは呼んでも簡単に来ぬのです。それなりにかしこいので」
「はかせがしょうもない用事で呼びつけるからですよ」
「しかし、職務であるセルリアンハンターの仕事となれば、話は別です」
「確かに。で、セルリアンを呼ぼうと」
「そうです」
「それで、サンドスターをエサにおびき寄せると」
「セルリアンはサンドスターを捕食するのです」
「もう一つ何かありますが」
「サンドスターだけではセルリアンは反応しないのです。生き物的な何かが必要なのです」
「それで、にぼし」
「そうです。カタクチイワシを煮て陰干ししたものです」
「にぼし」
 じょしゅは、それ以上何かを言うのを、やめた。きっとそういうものなのだから。

 二人が物陰から見守っていると、小型のセルリアンが寄ってきました。
「ほんとに来ましたね」
「当然なのです。はかせの研究を馬鹿にしてはいけないのです」
「しかし小さいですね」
「この際大きさはいいのです。セルリアンが出たという事実が重要なのです」
 そう言うと、はかせは大声で叫びました。
「きゃー。セルリアンが出たのですー」
「たすけてー。セルリアンが出たのですー」
 二人してわざとらしく叫びました。すると暫くして、疾風の如く駆けてきた一人のフレンズが、勢いそのままにセルリアンを倒してしまいました。
「大丈夫っすか!? 叫び声が聞こえたから、すぐに飛んできたっす」
「リカオンに用は無いのです…」
「ええっ。慌てて駆けつけたのに、ひどいっす…」
「お前の上司に用があるのです」
「リーダーにっすか? だったら普通に呼べばいいじゃないですか…」
 リカオンは落ちているにぼしを手に取って、むしゃむしゃ食べながら言いました。
「こんなわざわざ、セルリアン呼び寄せるような真似して…」
「誰がにぼしを食べていいと言ったのですか」
「いいから早くヒグマとキンシコウを呼ぶのです」
「わかったっす…」
 リカオンはにぼしを食べ終わると、指笛でハンター用の連絡の合図を送りました。しばらくして、ヒグマとキンシコウが到着しました。
「どうした。小型のセルリアンだからお前一人でも倒せたはずだろう」
「ええ、倒したはいいんですが。はかせ達が、リーダーに用があるって言いだして」
「はかせが…?」
 ヒグマはもの凄く警戒した目で、はかせ達を見ます。
「言っとくが、満漢全席作るのは無理だぞ。この間言っただろう」
「満漢全席はまた後日でいいのです」
「今日は笹が欲しいのです」
「笹。あー、笹かあ。うん、春先の笹は寝起きによく効くんだよなあ、あれ」
「そうなんですか!? ヘパリーゼより効きますか? 実は私、最近朝からだるいことが多くて」
「そうか。最近業務量が増えてきたからなあ。そのくせ人員増はして貰えないし」
「業務全体を一回洗い出しして、無駄な作業がないか見直した方がいいと思います。あと笹のこともう少し詳しく知りたいです」
「よーし、今度休みが取れたら、一緒に笹取りに行こう」
「今度じゃなくて、今笹が欲しいのです」
 ヒグマとキンシコウの会話がアラサーキャリア女性みたいになりだしたところに、はかせが割り込みをかけました。
「なんだ、はかせもお疲れか?」
「お疲れではないのです。七夕がしたいのです」
「たなばた。たなばたとは、なんだ?」
「ヒトの世界の中国の伝説ですね。勤勉な牛飼いの男と勤勉な機織りの女が、仕事中毒で結婚に関心を持たない為にこの二人を見合いさせたら相性抜群で毎日イチャイチャラブラブサバかば状態になって仕事全然しなくなったので、大きな川の両岸に引き離して一年に一度しか合わせないようにしたという、ひどい人権侵害のお話ですね」
「中国ひでえなあ」
「中国に限った話じゃないですよこの手の人権侵害は!」
「で、それと笹がどういう関係があるんだ?」
「雨が降って川が氾濫すると年に一度の貴重な逢瀬の時間も潰されてしまうので、雨が降らないようにと願いを込めた短冊を笹に吊したのが由来だそうです」
「そんなことするより笹食って川泳いで渡った方が確実じゃないのか?」
「みんながみんなリーダーみたいに強いわけじゃないっすよ…」
「そういうものか。で、はかせは、願い事の為に笹が欲しいのか?」
「特に願いごとというわけではないのです」
「七夕というものをしてみたいのです」
「笹が欲しいのです」
「笹が欲しいのです」
 はかせとじょしゅは、おねだりをするようにヒグマにすがりつきます。ヒグマは困ってしまいました。キンシコウがくすくすと笑い、言いました。
「では、大パンダさんに頼んで持ってきて貰いましょう。配給はよろしくお願いしますね」
「承知なのです」
「さっそくラッキービーストを向かわせるのです」

 こうして笹を手に入れたはかせとじょしゅは、ハンター始めまわりのみんなと七夕を楽しみました。

 その後、アンイン橋近辺では。
「何してんだ、サーバル?」
「笹にお願い事の短冊を吊してるんだよ。向こう岸にいるかばんちゃんに会えますようにって」
「向こう岸って…今もう橋があるじゃないか。私らで一緒に作っただろう」
「たなばた、になるまで会っちゃいけないんだって。お仕事しなくなるから」
「…サーバルって何か仕事してたか?」
「かばんちゃんと一緒にいるのがお仕事だよ」
「????」
 ジャガーさんは首を捻って考え込んでしまいました。
「ぜんぜんわからん」

大明(みゃん)解国語辞典 「サバを読む」

・サバを読む
(さばをよむ)
 サーバルの動きを読むこと。
 サーバルちゃんは時として予測不能な言動をする為、その動きを読むには知識見識推理力理解力その他の高度な能力が求められる。

きっと沖縄でしか通用しない4コマですらないネタ

きっと何者にもなれないロスジェネ鍵っ子崩れ
1.

2.

 絵は殆ど「サーバルームのシステムフレンズ」の改編コピペ使い回しだよ。1から描き直すなんて面倒くさいことしないよ。ぼくはあくまでもSS書きなので。

おきなわりょこー(けもフレ編)

何の成果も
得られませんでした!!!

 という結果を当初は覚悟していたのですが。なぜなら、沖縄はテレビ東京系列がないので、けものフレンズ自体知らない人がほとんどなんじゃないかと。そう思っていたのですが。
 結果は、なかなか上々でした。

 5月7日のお出かけライブ沖縄の話です。

 まず私は、前日の6日に、2020年にコミックマーケットが開催される(それが予定調和なのである)中部国際空港から、LCC便を使って那覇空港に降り立ったのです。
 けもフレ関係での旅行ですから、ここはなるべく”ばすてき”なものを使いたいところです。中部国際空港まで全部バスで行くルートもあったのですが、朝7時に出ないと行けず正直キツかったので、ここはあきらめました。
 その代わりというわけではありませんが、乗った飛行機は エアバス A320型でした。ばすてきです。

 今回は泊高橋(泊港の北側)の近くに宿を取ったので、モノレールよりもバスで行った方が楽だと判断し、空港1階のバス乗り場からばすてきなものに乗ることにしました。

 途中こんなものがありましたが、これに関するレポートは別文書で。

 サンドスターも売ってます。ここは沖縄なので。

 旅行前から疲労がひどかったので、宿に着いたらすぐに寝てしまいました。というか、行きの飛行機の中でもずっと寝てたので、相当疲労が酷いようです。
 とは言っても着いたのが15時頃だったので、一眠りしてもまだ19時です。昔の沖縄なら、まだ夜が始まってもいない時間です。
 ということで、ざっくり沖映通りから牧志市場通りまで歩いてみることにしました。

 美栄橋駅の近くに、国内4位の面積とも言われるジュンク堂那覇店があります(出来た当時は2位だった)。なにげに品揃えがよいので、沖縄に来るといつも立ち寄っているのです。
 コミックコーナーの棚の1つの最下段が、何故かほぼリトバス関係で埋め尽くされていました。その場の写真を撮るわけにはいかないので、証拠写真の代わりに陳列されていたはのっしー先生のリトバスアンソロを。

 Rewrite関連も合わせると、8~9割くらい鍵関連でした。名古屋のジュンク堂では到底見られない光景です。後日の話になりますが、アニメイト那覇国際通り店では、RewriteとCharlotteのコミック版が平積みされていました。名古屋パルコのアニメイトでは、置いてすらいなかったのに。
 地域差ってあるんだなあ。新潟のアニメイトもチェックしておくべきだった。(調べたら泊まってた宿のすぐ近くだったのに。)あ、大分のときは、特にこれと言った感想はありません(=自分の守備範囲外)でした。

 鍵の事ばっか熱く書いてますが、けもフレは鍵なんで。

 牧志の公設市場通りまで歩いてみたら、もう完全に観光地化していてびっくりでした。そんな中に、琉銀の支店の隣に「ふくろうの楽園」なる店が。ただ、時間がもうこの時点で21時で閉店していたので、ここは後日行くことに。
 代わりにサバンナシマシマオオナメクジ…ではないけど、何か名前が書いてないよくわからない貝を見てきました。公設市場で売ってんだから、食べられるんだと思う。

 翌日、5/7。おでかけライブ沖縄本番。荷物重いしそれなりに多いのでタクシー呼んだら、ホテルの前にクリーニングのトラックが止まってて、通過してしまった。まだ10時なのに、なんでクリーニングのトラック止まってんだよ。
 おかげで入場開始時刻に着くはずが、10分以上遅れてしまった。

 

沖縄の即売会(おでかけライブ沖縄)でのけもフレ事情

 お隣さんのうち、片方は既に来ていた。漏れ聞こえてくる会話を聞いていると、どうやらアプリ版からやってるガチ勢女性らしい。しかもサーバルちゃんのコスプレバッチリ決めて、テーブルクロスもサファリ柄。「どうせ沖縄でけもフレ知ってる人なんて殆どいないだろう」とやさぐれ気味だったのだが、とんでもない。かなりの上級者がいた。
 とりあえず、自分のスペースの設営を済ませる。

 ちなみに反対側のもう片方のスペースの人もけもフレ。こちらはタンブラーとかのグッズが中心でした。

 申込み時点では「沖縄はTV未放映地域だしけもフレ知ってる人自体殆どいないんだろうなー」と思っていたけど、実際にはサークルだけで3つ(うち1は自分だけど)。上記のアプリ版からやってる女性サークルはほぼ完売状態。
 一般来場者は、結構多かったです。通りすがる人の表情とか会話から、けもフレ認知度もかなり高い模様。男女年齢問わず一応知ってるという目線でこっちを見てくる人多し。特に女子中学生にはかなり普及してる模様(これは新潟でも見られた傾向)。
 オンリーイベントということもあってか、男女比9:1と言う事も無く、むしろ3サークル通せば女性の方がやや多かった印象。年齢層は

  • ウチは30前後の男性が中心で女性もそのくらいか、女子中学生かという感じ。
  • お隣のプロフェッサーサーバルは若い女性が圧倒的に多い。
  • もう片方のお隣(グッズ職人)は男女とも中高生が多い印象でした。

 3つ合わせると、少なくとも沖縄では、けもフレは男女問わず全年代に普及している、と言えると思います。

 アニメのネット配信が当たり前になってる時代なので、もう「東京で放映してるアニメなんて知らない」という時代は過ぎたのかもしれません。

 ちなみに、15時半が終了時刻だったのですが、普通の即売会だと終了30分前には客足がまばらになるので撤収や撤収準備を始めるサークルも多いのですが。けもフレエリアは、それどころではありませんでした。15時半過ぎてるのにまだ粘ってる中学生とかいました。(※残念ながらウチにでは無いです。)

 両隣とも相互フォローになりましたし。

(プロフェッサーサーバルの人)
https://twitter.com/uemar1103/status/861172744599109633

(グッズ職人の人)

 …あ、正確にはプロフェッサーサーバルの人、サークル主じゃなかったみたいですけど。まあ、いいよね。

 さて。翌日、5/8。

 激疲労。14時近くまで動けない。

 しかし。調査しなければいけないことがあったので、がんばって外に出る。5月の沖縄はこんなに日差しがキツかっただろうか。この時期の沖縄は7年…いや2009年の5月になるから8年ぶりか。

 行き先は、まずは土曜日に見つけた「ふくろうの楽園」。
 入場料は、手乗せ込みで1200円。時間は無制限。
 
 何はともあれ、まずはアフリカオオコノハズクとワシミミズクがいるかを確認する。ワシミミズクはいなかったが、アフリカオオコノハズクは、いた。

 と思ったら、どこかに連れて行かれてしまった。

 別の場所にもう一匹アフリカオオコノハズクがいたのだが、先客がいたので先にコキンメフクロウ(コツメカワウソみたいな名前だ)を手乗せしてきた。

 15分ほどではかせ…アフリカオオコノハズクが空いたので、そちらを手乗せしようとしたところ、逃げようとしやがった。(逃げるシーンを録り損ねた。)

 動画の時間を見て貰えばわかるように、思いのほか長居してしまった。

 この後、例の「あにめんそーれ」という店の調査に向かったのだが、けもフレ関係は特になかったのでここでは割愛。
 アニメイト那覇国際通り店には、レジ前特等席にアクリルスタンドなどのグッズが数点置いてあった。

 その日の夜に、大学の同級生であるHT君とiAcn、iAcnの中学の同級生だが何故か自分とも20年来の付き合いのAS君(東大工学部卒淫夢厨)の4人で中華料理を食べてきた。3人に今回の新刊を渡したのだが、けもフレ知ってたのはAS君のみであった。しかも「俺は淫夢絡みでけもフレ知ったから云々」とか言ってたのでああもう書くの面倒

 今回の沖縄旅行で、けもフレ関係はざっとこんなものである。オタ絡みのことは他にもいっぱいあるのだが、ここではけもフレ関係のことに絞るということで。
 強いて言えば、帰りのえあばすてきなものが到着が遅れて中部空港からのばすてきなものに乗れなかったって事くらいか。

 と、いうか。
 書くまでに2週間近くもかかっちまった。

けもフレむかしばなし ~鶴の恩返し~

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、サーバルちゃんという心優しいフレンズがいました。
 ある雪の晩、サーバルちゃんの住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「いいよ!」
 サーバルちゃんは快諾しました。
「ところであなた、なんのフレンズかな? 羽が付いてるから鳥だね! 真っ白な体に、長いくちばしみたいなお下げ、そして額の赤い部分! わかった、あなた、鶴のフレンズだね!」
「正体を知られてしまいました。知られたからにはもうここにいることは出来ません。短い間でしたがお世話になりました」
「え? え? ええーっ!?」
 鶴さんは去ってしまいました。

けもフレむかしばなし
~鶴の恩返し~

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、ギンギツネちゃんとキタキツネちゃんという姉妹フレンズがいました。
 ある雪の晩、キツネ姉妹の住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「いいわよ。寒かったでしょう、ここは温泉宿だからいつでもお風呂には入れるわよ。暖まるといいわ」
「待ってギンギツネ、この子をお風呂に入れてはいけない」
「どうして?」
「雪の夜に来た女の人を無理矢理お風呂に入れると、消えて無くなってしまう。そういう事例がたくさんあるらしい」
「なんですって!?」
「雪女って言うらしい」
「え!? 私、雪女じゃないです!」
「女じゃない…まさかあなた、雪のセルリアン!?」
「違います! 私は鶴のフレンズです!!」
 鶴さんは自分で正体を明かしてしまいました。

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、アルパカさんという心優しいフレンズがいました。
 ある雪の晩、アルパカさんの住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っ」
「ふわああぁ!お客さんだあ。いらっしゃぁい!よぉこそぉ↑どうぞどうぞ!まずはゆっぐりしてってぇ!いやま゛っ↓てたよぉ!やっとカフェ↓にお客さんが来てくれたゆぉ!嬉しいなあ!ねえなんに飲むぅ色々あるよぉ、これね、緑茶って言うんだってぇハ↓カセに教えて貰ったンの!!ここからお湯が出るからそれを使ってね」
「あの、お茶も頂きたいところなんですが、まずは宿のお願いを」
「…カフェのお客さんじゃないのか。ペッ!」
 アルパカさんは胃の中の未消化物を吐き飛ばしてしまいました。

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、スナネコちゃんというフレンズがいました。
 ある雪の晩、スナネコちゃんの住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「いいですよ。夜が明けたら一緒に市役所に生活保護の申請に行きましょう」
「いえ、あの、そういう話では無くて、ただ一晩泊めて欲しいだけなのですが」
「なんだ、そうなんだ」
「随分と面倒見の良い方なんですね、尊敬します」
「うん。でももう飽きたから、どうでもいいや」
「ええ…」
 鶴さんは暫く途方に暮れていましたが、機織り機を見つけたのでお礼に布を織ることにしました。
「なになに? なにかするの?」
「これから一晩かけて布を織ります。布を織っている間、決して中を覗かないで下さいね」
「わかった。じゃあ僕もう寝るね」
「興味無くすの早っ!」
「鶴さんも適当なところで切り上げて寝てね。徹夜は体に悪いですよ」
「しかも正体ばれてる!?」

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、アライさんとフェネックさんというお騒がせフレンズがいました。
 ある雪の晩、2人の住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「それは大変なのだ。アライさんにお任せなのだ」
「さっきアライさんが間違えて布団洗っちゃったから今晩は3人とも布団無しだけど、それでも良ければ」
「そ、それは大変ですね」
 寒い中で寝ると低体温症で死ぬ可能性があるので、3人は語り明かして夜を明かすことにしました。
「ところで、フレンズさん。あなたの正体は…」
「やめるのだフェネック! 正体がばれると、この人は雪空の中外に出て行ってしまうのだ!」
「あ、あの、なんかもう正体のことはもうどうでも良くなってきましたので…」

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、ツチノコさんというツンデレのフレンズがいました。
 ある雪の晩、ツチノコさんの住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「ななななななんだお前、あた、あたしのプライベート空間に侵入したいのか一体、、一体何が目的だ」
「怪しいものではございません。ただ一泊屋根を貸して頂きたいだけなのです」
「…フン。まあ、行き場がないなら仕方がない、泊めてやる」
 泊めて貰った鶴さんは、機織り機を見つけました。
「泊めて貰ったお礼に機を織りたいと思います。但し、決して中は覗かないで下さい」
「おおおおお前こそ、あたしの寝顔覗いたりしたら承知しねーぞ」
 そして一晩が経ち、鶴さんは立派な布を織り上げました。
「どうぞ。泊めて頂いたお礼です」
「こここここここれは、鶴の羽根を織り込んだ高級反物だぁ! わわワシントン条約違反じゃねえか! ワシントン条約というのはだな、自然生息数が少なくて絶滅の恐れがある動物に関する条約でだな、特に鶴は付属書Iという一番規制が厳しいリストに掲載されていて、羽や皮も含めて一切の商業取引が禁止されていて違反した場合商品が没収されるだけでなく関わった奴は全員お縄に、…ハッ!」
「し、知りませんでした、私はただ泊めて貰ったお礼がしたかっただけなのに…」
「い、いや別に好意を無にしたいとかそういうのじゃ無くてだな、アウア、ナンダコノヤローキシャー」
 ツチノコさんと鶴さんの無意味なにらみ合いは当分続きました。

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、コノハはかせとミミズクじょしゅという賢いフレンズがいました。
 ある雪の晩、図書館の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「ただで泊めることは出来ないのです。図書館は宿屋ではないので」
「レ・ミゼラブルでも読むといいのです。図書館は宿屋ではないので」
「漫画喫茶みたいなものと考えては頂けないでしょうか」
「お前がそれでいいというのなら構いませんが」
「喫茶と言うからには軽食ぐらい提供して欲しいのです。我々はお腹が空いたので」
「一日中仕事していたので何か食べたいのです。我々はお腹が空いたので」
「もはやどちらがお願いしているのかわかりませんね…」
 鶴さんは奥に篭もってごそごそ何か探した後、ワゴンを持って戻って来ました。
「これは…JALファーストクラスの機内食!」
「火を使えませんので。機内食なら調理の必要がありませんから」
「その機内食そのものはどこから調達したのですか」
「そこはまあ…鶴繋がりという事で」
 ジャパリパークは壊滅前は空港があったそうです。

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、サバンナシマシマオオナメクジというフレンズなのかどうかよくわからない存在がいました。
 ある雪の晩、サバンナシマシマオオナメクジの住む家の戸を叩く者がいました。
「私は旅の者です。泊まるところが無くて困っています。どうか泊めていただけませんか」
「…。」
 特に返答がなかったのですが、寒さで凍え死にそうだったので鶴さんは家の中に上がり込んで泊まることにしました。
「あの、お礼に何かしましょうか? 布とか」
「…。」
 サバンナシマシマオオナメクジに布は必要なさそうでした。
「では、料理でも作りましょうか? 幸い、塩はあるようですし」
 サバンナシマシマオオナメクジは部屋の隅に逃げていきました。
「何をすればいいのかわかりませんね…。そういえば私も、お腹が空きました。何か食べるものは…塩しかないのでしょうか」
 あくまで野生の鶴の話ですが、沼や皮に住む小魚や虫、貝類を食用とします。ところでご存知でしょうか、ナメクジというのは陸生の貝類なのです。

 その後何があったかはわかりませんが、翌朝、鶴さんは大変満足して宿を出て行きました。

 むかしむかし、まあけもフレアニメ版が放送されたくらいの昔と思って下さい。あるところに、かばんちゃんという心優しいフレンズがいました。
 ある雪の晩、かばんちゃんの住む家の戸を叩く者がいました。
「私は~トォキィ~♪お宿を~♪探してるのぉ~♪雪で~行き場がないのぉ~♪しゃれにならないぃ~♪どこにあるのぉ~♪私のお宿~♪お宿」
「あの、トキさん、もう夜遅いので、外で歌うのは遠慮していただけ無いでしょうか近所迷惑なので」

5/7おでかけライブ沖縄告知

 5/7(日){虚像の日本社会で言うところのゴールデンウィークの、最終日}に宜野湾市・沖縄コンベンションセンターで開催される、おでかけライブin沖縄 に、久々(Charlotte最終回放送日以来なので…1年7ヶ月ぶり?)に直接参加します。

 配置は
 B25、26(2スペース)です。

 あれからいろいろあって、今回からジャンルは正式にけもフレに移ります。(本当は今回の沖縄を最後に即売会系同人は引退するつもりだったのですが、けもフレが出てきたので、やっぱりもう少しついていこうかな、と。)
 新刊は、先日告知した「サーバルームのシステムフレンズ」です。

 「沖縄でけものフレンズはさすがにあんまり普及してないだろうなあ」と思っていたのですが。Twitterで検索したら、両隣はけものフレンズ(しかもシステム屋さんぽい)で、スペース的には島の4分の1埋め尽くす勢い。すごーい!

 ちょっとまた半月ほど体調を崩していたので、おしながきは、まだ出来てません。(出来上がったら、このページに追加する形でアップします。)

 5/7は、是非沖縄コンベンションセンターまでお越し下さい。東京からでもLCC使えば片道1万円かからないよ!!!

付記:
 ついでですが、3月新潟新刊の「総受け!かばんちゃん」epub版がBook☆WALKER登録されています。「サーバルーム」の方がちょっと審査に手こずってるので、そちらが片付いたら、電子版の頒布情報として改めて告知します。

5/6追記:
 お品書きが出来ましたので、アップします。