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女装烈佳
〜女装理樹を佳奈多が愛でるお話〜

 
 
「理樹君、脱いで」
 
 小毬さんが僕に服を脱げと要求してくる。僕は首を振った。そんな事は無駄だということはわかっている。周りは女の子達に取り囲まれている。後ろは壁。ここは敷地の片隅にある倉庫。殆ど人なんか通らないから、助けを呼んで無駄だということはわかっている。それでも僕は首を振った。
 
「仕方ないデスネ。今日も無理矢理脱がせるしか無いデスカ」
「本当はそれを期待しているのでは無いのか?」
「イヤア」
 
 そう言いながら、葉留佳さんと来ヶ谷さんが僕の両腕を掴む。僕は腕に力を入れて抵抗したけど、それが無駄だということもわかっていた。二人がかりじゃ僕程度の力ではどうしようも無い。
 クドが僕の制服のボタンを外し出す。小毬さんは、しゃがみ込んでズボンのベルトに手をかけていた。
 
「やめて…下はやめて…!」
「ふえ? でもそうしないとスカートがはけないよ?」
「だからスカートはかないから!」
「それはないな」
 
 ずっと外を見張っていた鈴が、僕の方に振り返って言い放った。それに呼応するかのように、西園さんが付け加える。
 
「直枝さんがちゃんと自分で着替えてくれればこんな事しなくてもいいんですよ?」
「だから着替えたくないんだってば!」
「だったら私らで着替えさせるしか無いじゃないデスカ」
「だな」
「だからそういう意味じゃ無くて!」
 
 一体何でこんな事になったんだろう。そう、女子寮の部屋の中に入るとこういう事をされるというのはもうわかっていた。だから部屋にはもう行かないようにしていた。そうしたら、家具部のストライキで倉庫が荒れてるから手伝って欲しいとか何とかで呼び出されて、来てみたら女の子達に取り囲まれて。
 何で僕はこんなに馬鹿なんだろう。
 
「理樹君ったら。またこんな、男の子みたいなパンツはいて…」
 
 ズボンを下ろした小毬さんが溜息交じりに言う。
 
「僕は男の子だよ!」
「娘と書いて『こ』と読むあれデスヨネ」
「違うよ!」
「次からは下着も用意した方がいいでしょうか?」
「だな」
「下着はかないから!」
「ほほう」
「違う、女物の下着ははかないから…」
「ふうん」
「まあいいや。今日はさっさとスカートはかせちゃうね。足上げて」
 
 僕は無駄な抵抗はせずに、大人しく足を上げた。僕のズボンはスカートと交換された。最近ではもう来ヶ谷さんの制服じゃ無くて、僕専用の服ということになってるらしい。
 
「スカートまで穿いちゃったんだから、上着で抵抗する理由は無いヨネ?」
「大人しくすると約束すれば腕を放してやってもいいぞ?」
 
 僕は無言で首を縦に振った。クドが胸襟をつかんで開き、肩から外して腕をすり抜けさせて、上着を脱がせてしまった。
 
「私も服脱がせる役やりたいナア」
「ならYシャツは葉留佳君が脱がせるといい」
「リキ、抵抗したりしないですよね?」
 
 僕は涙目で頷いた。葉留佳さんは嬉々として僕のYシャツのボタンを外していった。葉留佳さんがはだけた僕の胸に顔を近づけてくる。
 
「ふーっ」
「や、やめてよ葉留佳さん!」
「そうだぞ葉留佳君。それはルール違反だ」
「みんなやりたいの我慢してるんです!」
「やはは、ちょっと調子乗りすぎちゃいましたネ」
 
 そう言って葉留佳さんはYシャツを全部脱がせた。そして代わりに僕には女子用のブラウスが与えられた。
 
「リボンも付けようね」
「上着くらいは自分で着れるか? 着せてやってもいいが」
「頭にこれを付けましょう」
 
 胸のリボンと、女子用の上着と、頭にもリボンと。
 
「はい、鏡見て。かわいいよ」
「この頭の触覚みたいなリボンは何? 最近よくこれ付けるけど」
「うん、よくわからないんだけど」
「要望が多いのデスヨ」
「要望?」
「三枝さん」
「あ」
 
 西園さんに窘められて、葉留佳さんが気まずそうに顔をそむける。僕は葉留佳さんの方をじっと見ていた。それをフォローするように、来ヶ谷さんが口を開いた。
 
「知らない方がいいことだと思って黙っていたのだが、それでも知りたいか?」
「僕には知る権利があると思います」
「最近のデジカメはAndroidOS搭載で、Wifi経由ですぐに画像が転送できる。と、言えばわかるか?」
「共有、ともいいますね。いえ、画面にそう書いてあるだけです」
「シェアリングの時代ですからねえ」
「そんな!」
「ですが、ここで大切なことをお知らせしないといけません。その最新鋭デジカメを、部屋に忘れてきてしまいました」
「駄目じゃ無いか」
「使い方がいまいちわからないので、夕べ練習していて。そのまま机の上に置き忘れてしまったようです」
「なら取りに行きましょう」
「ついでに使い方をもう一度確認したいのですが」
「なら私と葉留佳さんも行きましょう」
「デスネ。Wifiの設定もついでに確認しておきまショウ」
 
 そう言って、西園さんとクドと葉留佳さんは倉庫を出て行った。まだ、来ヶ谷さんと小毬さんが残っている。入口には鈴。逃げられそうも無い。
 
「あの、僕、トイレに」
「うむ。行ってくるといい」
「うん。…え、いいの?」
「我慢させるプレイまでするつもりは無い。君はしたいのか?」
「そうじゃなくて。そのまま僕が逃げ出すとか、そういう事は考えないの?」
「その姿で逃げ出すだけの覚悟が君にはあるのかね?」
 
 僕は改めて自分が今来ている服を確認した。そんな覚悟は無かった。
 
「…すぐに戻って来ます」
「特別棟のトイレが近いぞ」
「うん、ありがとう…」
 
 
 
 授業が無いからか、特別棟には人通りは無かった。よかった、これなら誰にも見つからずにトイレに行ける。
 トイレの前にある男女区分のマークを見て、一瞬立ち止まって考え込む。周りを確認する。誰もいない。そして僕は男。なら迷うことは無い。男子トイレに入るべき。そう思って一歩足を踏み出したとき、後ろから声をかけられた。
 
「そっちは男子トイレよ」
 
 驚いて振り向くと、腰に片手を当てた二木さんが立っていた。
 
「えっ!? さっきまで誰もいなかったのに」
「埋伏は不埒な輩を捕らえる為の必須スキルよ」
「そんな、不埒な輩じゃないよ!」
「じゃあ何故男子トイレに入ろうとしていたの?」
「それは…」
 
 僕は口ごもって、顔を二木さんから背けた。言えるはずがない。僕は女装させられてるけど、本当は男です、だなんて。
 
「ふむ…」
 
 目線をずらして二木さんの方を見ると、二木さんは顎に手を当てて何かを考えていた。
 
「もしかして…女子トイレで何かされたのかしら」
「え? い、いやその」
 
 女子トイレじゃない場所でならされてるけど。
 
「まさか…いじめ!?」
「あ、いや、そういうわけじゃ」
「そういう事があるのなら言って。きちんと対処するわ」
「ここでそういうのは無いよ…」
「…そう? 前の学校での話かしら」
「…。」
「ごめんなさい。言いたくないことを訊いてしまったようね」
「ううん、こちらこそごめんなさい」
 
 そう言って僕は逃げ込むようにトイレに入ろうとした。その手を二木さんが掴んだ。
 
「だからといって男子トイレに入っていいという法は無いわ。こっちに来なさい」
 
 僕は二木さんに手を引かれて、そのまま連れて行かれてしまった。
 
 
 
 着たくなかったはずの女子寮に、僕は何故か連れてこられている。しかも、どういうわけか二木さんに。
 二木さんが扉を2回ノックする。
 
「クドリャフカ、いるかしら?」
 
 応答は無かった。たぶん西園さんの部屋に行っているからだ。
 
「いないようね。丁度いいわ」
 
 そう言って二木さんは部屋の扉を開けた。
 
「ここ、私の部屋だから。今ルームメイトいないから、ここのトイレ使っていいわよ」
「うん、ありがとう…」
 
 僕は大人しく二木さんの厚意に甘えることにした。
 
 
 用を済ませてトイレを出ると、二木さんに声をかけられた。
 
「こっちにいらっしゃい。お茶入れてあげるわ」
「え? でも」
「何か急ぎの用事でもあるの?」
「いや、無いけど」
「ならいいでしょう。少し話を聞きたいの」
 
 どういう事だろう。少し警戒しながら、部屋の奥に入っていった。
 
「そこ座って」
 
 促されるままベッドの上に腰掛けた。二木さんがお盆に載せたお茶と茶菓子を持ってくる。
 
「まだ名乗ってなかったわね。私は二木佳奈多。一応風紀委員会に所属しているけど、肩書きは、まあ何でもいいわ」
「う、うん」
「あなたは?」
「え、僕!?」
 
 思わず僕と言ってしまった。二木さんが少し怪訝そうな顔をする。
 
「あ、いや、私は…」
「ごめんなさい、別に普段通りの言い方でいいのよ」
「う、うん。その、僕は…」
 
 なんて名乗ろう。
 
「えっと…美樹さやか」
「どこかで聞いた名前の気がするのよね…」
「うん、よくそう言われるよ…」
「そう。で、美樹さんはその、この学校の生徒?」
「え?」
「顔に見覚えはあるのよ。でもどうしても思い当たる子がいない。一通り把握してはいるつもりだったんだけど」
「あ、そうか。ええと、提携校から見学に来ていて、それでこの学校の制服も着てみないかと言われて」
「そういうことね。私もあちらには何回か行ったことあるから、その時にでも見たのかしら」
「そうかもしれないね」
 
 よかった、何とか切り抜けられそうだ
 
「お茶。冷めないうちにどうぞ」
「あ、うん」
「もしかして猫舌だった?」
「ううん、大丈夫」
 
 僕は湯飲みを取って、一口口に含んだ。鼻の奥にお茶の香りが拡がる。いい茶葉を使っているなあ、二木さんの趣味なのか、クドの趣味なのか。そう思いながら横目で二木さんを見る。二木さんも湯飲みを取ってお茶をすすっていた。飲み方が綺麗だ。育ちがいい所為だろうか。普段あまり意識しないけど、この人ってお嬢様なんだよなあ。そう思いながら、自然と目線が全身に移っていた。特に考えも無しに、目線が胸元にいっていた。本当に綺麗だなあ。
 
「なあに? 胸が気になるの?」
 
 そう言われてはっとした。慌てて顔を背ける。自分でも顔が熱くなるのがわかる。
 
「別に気にしなくていいのよ。男の子でもあるまいし」
 
 いや、男の子だけど。
 
「男の子に見られるのはやっぱり嫌なんだ…」
「嫌というより…見るだけ見て逃げられるのが嫌、かしらね」
「そうなんだ」
「どうして逃げたりするのかしら」
「それは…何というか、罪悪感があるから、じゃないかな」
「罪悪感、ねえ。だったら最初から見なきゃいいのに」
「そう思うからこその罪悪感だと思うよ」
「めんどくさいわねえ」
「男の子はめんどくさいものなのです」
「だったら、有無を言わさず押し倒すしかないじゃない」
「捨てたりしないならそれもいいと思うよ」
「そうなの? まあ、捨てるつもりなんてはなから無いんだけどね」
「あはは…」
 
 ふと思った。二木さん、何の話してるんだろう。
 
「あなたはどうなの? 何か随分と男の子のことに詳しそうだけど」
「え? う、うん、男の友達が多いから」
「そうなの。いいわね」
「いいんだ」
「いいに決まってるでしょう。私なんて、家が厳しかったから男の子と遊んだ事なんて無いし…どう接していいかすらわからない」
「そうなんだ…」
 
 そうか、僕って恵まれた立場にいるんだなあ。
 
 いや、待て。今のおかしい。僕はそもそも男の子なんだから。だから恭介達と一緒にいるのなんて、むしろ普通じゃ無いか。
 そういう立場にいるのは、むしろ鈴になるのか。そうか、鈴ってそういう立ち位置なんだ。クラスの女子達が鈴を見るときの、何とも言えない目線を思い出す。
 
 佳奈多さんがずずっとお茶をすする。
 
「あなたはどうなのかしら?」
「え?」
「見たところ、ええ、私が見た限りだと、とっても可愛いと思うのだけど。男の子から見てあなたはどうなのかな、と思って」
「え? さ、さあ。どうなんだろう」
 
 恭介も謙吾も真人も僕を好きだと言ってくれるけど、それはあくまで男の友達としてだし。たぶん。
 
「あくまで友達かな、今のところ」
「そうなの…」
 
 はぁ、と佳奈多さんはため息をついた。
 
「なかなかうまく行かないものね」
「友達でも十分だよ」
「友達にするらなかなかなれないんだけどね、私は」
「あ、ごめん…」
「いいのよ。私がふがいないのが悪いの」
 
 二木さんは天井を見上げた。
 
「そこまで気にするって、誰か気になる人でもいるの?」
「えっ!?」
 
 佳奈多さんは動揺を露わにして、持っていた湯飲みを落としそうになった。
 
「ふぅ、あぶないあぶない」
「そこまで動揺しなくても」
「だってあなたが変な事訊くから」
「変じゃないよ。今までの話の流れじゃない」
「まあ、そうなんだけどね」
「で、誰なの?」
「まだ訊くの?」
「うん」
 
 自分でも何故そんなに知りたがっているのかわからなかった。
 
「ここの学校の人よ…だから言ってもあなたにはわからないわ」
「知ってる人かもしれないよ?」
「だったら尚更言いたくない」
「どうして」
「どうしても、よ」
「強情だなあ」
「ええ強情よ」
「知れば協力できるかもしれないのに」
「協力って…」
 
 二木さんは口ごもった。そしてしばらくして、何か言おうと口を開きかけたとき、扉が開く音がした。
 
「かなたさん、いますか? ちょっとWifiルータ取りに戻りました。あ、いま…す…ね」
 
 部屋に入ってきたクドが、ベッドに並んで座る僕達二人を見て固まっていた。
 
 重い時間が暫し流れたあと、クドが口を開いた。
 
「かなたさんなにしてるですか?」
「何って…二人でお茶してるだけよ? ああ、この人は提携校から来た、美樹さん」
「いいえその人は美樹さんではありません。リキです」
「え?」
「いいえその人は美樹さんではありません。リキです」
「いや、繰り返せという意味では無く。…え? りき、って。直枝理樹?」
「直枝理樹以外に誰かリキという人がいるのでしょうか」
 
 二木さんはばっとこっちに向き直り、両肩をつかんで僕の顔をまじまじと確認するように顔を近づけてきた。僕の心臓はいろんな意味で爆発しそうだった。それを見たクドは泣きながら部屋の外に駆け出していってしまった。
 
「うわぁ〜ん! はるかさ〜ん、かなたさんがリキを部屋に連れ込んでます!」
「なにぃ!?」
 
 廊下から聞こえてくる声をよそに、佳奈多さんは僕を詰問していた。
 
「ちょっと、どういう事よ」
「ごめんなさい…」
「理由を訊いてるんだけど」
「みんなが…クドとか小毬さんとか…無理矢理…無理矢理僕を女装させて…」
「あの子達ったら…」
 
 佳奈多さんがきっと外の方を見ると同時に、怒りの足音と共に葉留佳さんが部屋に入ってきた。
 
「このエロ姉! 理樹君に何をしたぁっ!?」
「はぁ!? まだいやらしいことはしてないわよ!」
「まだ? まだって言ったよね今! これからするつもりだったの!?」
「言葉尻を捉えないで! あなた達こそ直枝に何をしてるの!」
「えっ、それは…いやでもお姉ちゃんみたいにいやらしい事なんてしてない!」
「はるかはしてたけどな」
 
 いつの間にか入ってきていた鈴が後ろから突っ込みを入れていた。
 
「え、ちょ、ま、鈴ちゃん!」
「なんということなの…。わかったわ、直枝は私が保護します。あなた達には渡さない」
 
 そう言って佳奈多さんは僕の肩に手をかけて引き寄せ、守るように頭を抱きかかえてきた。そこに入ってきた西園さんが、持っていたデジカメで写真を一枚、僕と佳奈多さんの姿を撮った。
 
「えっ」
「…なるほど。こうやって撮るのですね」
「そうして撮った写真からここの共有ボタンを押して、Twitterを選択」
「なるほどそうやってコメントが書き込めるのですね。【速報】女装した直枝さん二木さんの自室で逢い引き中、と」
「待ちなさい!」
「ちょっと待って!」
「送信してしまいました」
 
 僕を抱きかかえる佳奈多さんの腕から力が抜け落ちるのがわかった。僕も絶望しそうだった。
 
「お、みおのツイートが来たぞ」
「じゃあねえ。この、矢印が入り組んだボタンを押すの」
「それってリツイートボタンだよね!?」
「やめなさい!」
「押してしまった…」
 
 佳奈多さんはもう真正面を見る気力も無いようだった。それでも、何かの義務感なのだろうか、僕の頭を撫でながら大丈夫よ、大丈夫よ、あなたのことは守ってあげるから、と呟いていた。
 僕はいろんな意味で情けなくなった。
 
 
 
 その後、僕はそのまま二木さんの見ている前でみんなに陵辱されたのだった。
 
「お姉ちゃんがこの部屋に連れ込んだんだから、問題無いよねえ?」
「連れ込んだなんて言い方しないで」
「かなちゃんもやろう? 楽しいよ」
 
 二木さんは僕の方をちらと見た。僕は救いを求めるように二木さんを見た。
 
「そんな縋るような目で見られても…」
「守ってくれるって言ったのに…」
「こうするのが一番いいと思ったのよ」
「そんな…」
「まあまあ。二木女史だって本当は一緒にやりたくて仕方が無いのだ。あまり残酷なことを言うな」
「そんな…」
「はい、もう一枚」
 
 ぱしゃり。
 
「こうしてみんなで撮れば、佳奈多さんの疑いは晴れますよねえ」
「僕にかかった疑いは?」
「うたがいのよちなどないな」
「そんな…!」
 
 僕は涙目になりながら女装した姿でみんなとのツーショット写真を強要され続けたのだった。
 
 
 
 その後、鈴のリツイートを見た恭介が凄まじい形相で僕を助けに突撃してきてくれたらしいんだけど、入口で女子寮自主警備隊に阻止されて寮長さんの部屋に連れて行かれて、何かされたらしい。
 
 
 
 おしまいにしてよ。
 
 
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